名作漫画のアニメ化作品ベスト3

良いアニメ化とは何でしょうか?原作を忠実に再現すること?それとも、原作を超えようとすること?この問いに対する答えは簡単ではありませんが、誰からも愛される定番漫画の素晴らしいアニメ化作品を見分けることは、それほど難しいことではありません。そこで今回は、アニメ版を視聴できて原作漫画を読むこともできる、私のお気に入りアニメ化作品をいくつかご紹介します。

デスノート

『デスノート』のストーリーについて不愉快な真実があるとすれば、ただそれがあまり良くないということです。シリーズの新刊や連載の続きが出るたび、ストーリーは悪くなっていきます。ファンの大多数は、「L」の死ですべてが終わるはずだろうと言っていたものの、話は続きました。ですが、ストーリーがどんどん酷くなっていくにもかかわらず、アニメ版は見事に演出、表現されており、クオリティの差をうまく隠しています。アニメ版には、漫画版には明らかに欠けているレイヤー構造が取り入れられており、さらに声優やアニメーション全体も優れています。

ジョジョの奇妙な冒険 第2部

アニメ版の『ジョジョの奇妙な冒険』は全体的に素晴らしい作品ですが、漫画のすべての部分が上手くスクリーンに反映されているわけではありません。『ファントムブラッド』が素晴らしい出来であることは間違いないものの、漫画からの重要な鍵となるプロットがいくつか欠けているし、『スターダストクルセイダース』はストーリーとそのペースに深刻な問題があります。

ですが、第2部の『戦闘潮流』は、アニメ化されたジョジョシリーズの中でも一番出来が良い作品です。確かに削ったほうがいいようなくだらない部分もありますが、ジョジョの物語を見事なまでに膨らませています。また、『デスノート』と同様に、このアニメも素晴らしい演出がなされており、原作となった漫画も素晴らしいものでした。

ワンパンマン

ワンパンマンのアニメ化の素晴らしさを語るとしたら、第1シーズンのみが対象となります。このアニメの第1シーズンは、過去10年間にリリースされたアニメ化作品の中でも、最高のアニメ化作品として歴史に残るでしょう。ですが、第2シーズンは同じような成功を収めることは出来ず、シリーズ特有のスタイルを排除してしまったため、残念な結果になりました。とは言うものの、第1シーズンは今でもアニメ界の究極の傑作としてみなされています。

ワンパンマンの第1シーズンがこれほど面白かったのは、この作品が実際には、改作版の漫画をアニメ化したものだからです。その漫画はウェブコミックから改作されたものであり、結果としてアニメ版はオリジナルの原作から2度離れたものになっています。このため第1シーズンは多くの人を魅了し、ワンパンマンの物語に夢中にさせたのです。